Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kosumosunikimito.blog9.fc2.com/tb.php/120-d544ca52

トラックバック

コメント

[C51]

『キャプテン・ウルトラ』や虫プロ作品をリアルタイムで見て育った私は、彼の音楽をシンセサイザーでようやく知った人たちが凄い誤解を抱いているような気がしてたまらず、「この人は、誰にも真似できないような素晴らしいオリジナル音楽も作れるんだよ」と何度も訴えたものです。そのせいか、シンセサイザーものを素直に受け入れられない部分がありました。でも、『バミューダ・トライアングル』で「ピラミッド型になぞらえた5chサウンド」を実現してくれた時には手放しで喜んだものです。同レコードの発売直前にラジオで5日間にわたって1ch分ずつ放送するという企画があって、全部カセットに録音しました。それをうまくピラミッド型に配置して同時再生するのには苦労しましたが、それも良い思い出です。当時の家庭用オーディオ機器には5ch再生機能なんてありませんでしたからね。

その少し前(1976年)、『子どものための交響詩 ジャングル大帝』というLPが10年ぶりに再発売されましたが、これも贅沢なアルバムでしたねぇ。あの『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』の遥か前にこんなに贅沢な企画が通ったということ自体、今から考えると不思議ですが、それだけ冨田さんが素晴らしい音楽家だったんだろうと思います。

冨田さんのご冥福をお祈りします。
  • 2016-05-11 07:42
  • JoJo
  • URL
  • 編集

[C54] 管理人です

楽しいコメントありがとうございました。
カセット5台での音楽再生もたいがいぜいたくですが、それをやりたくなる気持ちはすっごくわかります。でも、当時の四苦八苦されておられた姿が目に浮かぶようでもあります(^_^;)
冨田勲の素敵な旋律は「新日本紀行」 の主題曲にもとどめられていますね。大河ドラマも担当されたり、八面六臂の活躍でした。

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

未来に贈られた響き さよなら冨田勲さん

キャプテンウルトラLP


冨田勲が亡くなられた。享年84歳。ご家族に看取られて旅立たれたという。
大往生と感じる。ご冥福をお祈りする。

冨田勲の「音」は、僕たちに異世界への道を開いてくれるものだった。
この世とはまた別の世界の響きのように聞こえた。
彼がシンセサイザーで再構築したドビュッシーやムソルグスキーの世界は、聴く者の周囲の空間を異次元に飛ばしてくれた。

口の悪い友人が高校生の頃、「あの人は音を移し替えているだけだから、僕は評価しないんだよ」と語っていた。若さゆえの過ちとしか言えないが、移し替えているなんてものではなかった。ドビュッシーを通じて、新しい響き、新しい世界を創生したと言っていい。

彼の手によるドビュッシーのアラベスク第一番は、昔、NHK-FMのクラシック紹介番組の冒頭で流されていた。光の飛沫が舞い踊るような輝かしい音、音、音。軽やかな口笛の音。空高く、宇宙にまで世界が広がっていくように感じられたものだ。



冨田勲の響きは、外へ外へと広がっていくのが素敵だった。
「ジャングル大帝レオ」の雄大さ。
「リボンの騎士」の壮麗さ。
昭和40年代初期の手塚アニメに生命の息吹を与えた音楽。その輝きは世代を超えている。



でも、僕の心の奥底に染み込んでいる冨田の音は、昭和42年に放送された特撮番組「キャプテンウルトラ」の主題歌と副主題歌だ。
「キャプテンウルトラ」は初代「ウルトラマン」の後番組だった。「ウルトラマン」の製作が追い付かなくなって、円谷プロが次の番組を準備するまでの「つなぎ役」だった。そして、製作を担当したのは東映だった。
エドモント・ハミルトン著「キャプテン・フューチャー」を翻案した作品だが、ほとんど日本(東映)独自の内容だった。前半はバンデル星人軍との攻防戦が主軸となり、後半は当時のこととて、次々と登場してくる宇宙怪獣との対決が物語の中心となった。
普遍的な映像を作った「ウルトラマン」に比べて、「キャプテンウルトラ」の画面は、今さらながらにみると、多分、陳腐な面もあったと思う。しかし、技術的に円谷に劣ったとしても、東映の製作陣は豊かな想像力で対抗していた。
同時期には時代劇の傑作「仮面の忍者赤影」、巨大ロボット特撮の原点「ジャイアントロボ」の製作も同時進行しており、東映特撮はノリノリだったと思う。
その「キャプテンウルトラ」に未来宇宙の空気をもたらしたくれたのが、冨田の音楽だった。

騒然と音が交錯する。まるで戦闘機が今にも出撃しようとしているかのようだ。喧騒の中からブラスの音が突き抜けてくる。颯爽と飛び立つシュピーゲル号を表しているのだろうか。
そして、高らかに始まる主題歌。

月も火星も遥かに超えて
宇宙に飛び出せシュピーゲル


作詞:長田紀生、作曲:冨田勲、歌唱:マイスタージンガー、上高田少年合唱団、ヴォーカル・ショップの布陣。(※)
とても短いのだが、キャプテンウルトラの英雄性が際立つ歌だった。
「月も火星も遥かに超えて」は音階が上下に大きく揺れる、その揺れ幅が劇性を高めている。それから「シュピーゲル シュピーゲル シュピーゲル」と詞も音も小刻みに連呼した後、「スリー、ツー、ワン、ゼロ!!」と秒読みが続いて緊張感が高まり、そこに爆発音が畳みかける。その爆発の中から飛び立つかのごとく、「そら行け キャプテンウルトラ」と主人公の勇姿が謳いあげられるのだ。
この歌と音楽があったから、実はちょっと濃すぎる面立ちの中田博久を、未来の英雄と僕を含めたクソガキどもに強く印象づけることができたのだと思う。
LPラベル

副主題歌「宇宙マーチ」も大好きだった。冨田の筆から生まれたこの行進曲は、小松崎茂が描き出した未来図のように、僕たちに「未来って、きっと凄い」という想像力をかきたててくれた。

 
 
太陽が燃えてる 星が呼んでる
 誰も知らない 僕らの世界が
 宇宙を呼ぼう 宇宙を掴もう
 宇宙のマーチを 歌うんだ


基本は普通の行進曲だと思う。前半の「僕らの世界へ」までは。
でも、「宇宙を呼ぼう 宇宙を掴もう」で一転する旋律の明るさが、未来への希望で僕らを見たしてくれた。

手元にあるキングレコードから発売された「SF特撮音楽全集7:キャプテンウルトラ」を聴いている。全部の曲が最高とは言わない。時代相応の古風な曲もあるが、特に主題歌の変奏曲に関して言えば、その音使いが至極、格好よく、素敵なのだ。

冨田勲は僕たちよりも一足先に、未来へと旅立っていった。
その未来が素晴らしいものであれかし、と願いながら、僕の老いてきた眼は濁ってしまい、未来がよく見えなくなっている。

もう一度、世界に「宇宙マーチ」の輝かしさが戻ってほしい。未来にあるのが、希望であってほしい。

さよなら、冨田勲さん。ありがとうございました。


※)僕の手元のLPの記載に従った。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kosumosunikimito.blog9.fc2.com/tb.php/120-d544ca52

トラックバック

コメント

[C51]

『キャプテン・ウルトラ』や虫プロ作品をリアルタイムで見て育った私は、彼の音楽をシンセサイザーでようやく知った人たちが凄い誤解を抱いているような気がしてたまらず、「この人は、誰にも真似できないような素晴らしいオリジナル音楽も作れるんだよ」と何度も訴えたものです。そのせいか、シンセサイザーものを素直に受け入れられない部分がありました。でも、『バミューダ・トライアングル』で「ピラミッド型になぞらえた5chサウンド」を実現してくれた時には手放しで喜んだものです。同レコードの発売直前にラジオで5日間にわたって1ch分ずつ放送するという企画があって、全部カセットに録音しました。それをうまくピラミッド型に配置して同時再生するのには苦労しましたが、それも良い思い出です。当時の家庭用オーディオ機器には5ch再生機能なんてありませんでしたからね。

その少し前(1976年)、『子どものための交響詩 ジャングル大帝』というLPが10年ぶりに再発売されましたが、これも贅沢なアルバムでしたねぇ。あの『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』の遥か前にこんなに贅沢な企画が通ったということ自体、今から考えると不思議ですが、それだけ冨田さんが素晴らしい音楽家だったんだろうと思います。

冨田さんのご冥福をお祈りします。
  • 2016-05-11 07:42
  • JoJo
  • URL
  • 編集

[C54] 管理人です

楽しいコメントありがとうございました。
カセット5台での音楽再生もたいがいぜいたくですが、それをやりたくなる気持ちはすっごくわかります。でも、当時の四苦八苦されておられた姿が目に浮かぶようでもあります(^_^;)
冨田勲の素敵な旋律は「新日本紀行」 の主題曲にもとどめられていますね。大河ドラマも担当されたり、八面六臂の活躍でした。

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

コスモスに君と

Author:コスモスに君と
FC2ブログへようこそ!

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。