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[C16] 渡辺浦人教授と岳夫先生

私は幼少時代、もう40年近く昔、音楽家を志して当時作曲家であり、芸大教授であられた渡辺浦人教授に直接指導を賜った思い出があります。その息子さんが岳夫先生でした。
当時、岳夫先生はとてもお若い方で、私の親と同じくらいの年齢でした。
浦人教授は戦前から作曲家や指揮者として活躍され、戦後は主に教育者として活躍されました。
浦人教授の音楽観は、なんといっても「日本人の心」を奏でることでした。その精神は息子さんの岳夫先生にも受け継がれたのかな、と感じています。
私にとっての岳夫先生の代表作といえば、やはりドラマ「白い巨塔」のテーマ音楽でしょう。
あの曲は、単なる医学界の権威主義を奏でたものだけでなく、幼少期の私が感じていた音楽界の権威主義そのものであったように思えます。
やはり父親である浦人教授あっての岳夫先生だったのではないかと思われます。

そんな岳夫先生は、父親の浦人教授よりも先に逝ってしまわれました。そしてその数年後に、父親の浦人教授が岳夫先生のもとへ旅立たれました。

私にとっての岳夫先生とは、決してアニメドラマのヒーロー的作曲家などではなく、音楽界の権威主義そのものの象徴ですね。

[C17] びっくりしました。ありがとうございます。

まさか、このような思い出話をいただけるとは思いませんでした。もしもよろしければ、音楽の素養のある方からみた渡辺音楽の解説など、わかりやすくいただければありがたく思います。ただ、私が渡辺音楽が大好きだということだけは、ご配慮いただければと願います。
  • 2012-12-06 00:11
  • 管理人です
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  • 編集

[C18] 渡辺浦人と岳夫先生その2

17の方へ
私は音楽界から引退してもう30年以上になりますので、私ごときが渡辺音楽を語る資格などありませんが、もし参考になればと思われることを書かせていただきましょうか。

岳夫先生は音楽家であられた浦人教授の御子息ですので、やはり渡辺音楽の基本は浦人教授の代表作である交響組曲「野人」を聴くことから始まるのではないかと私には思えます。

この曲は1942年、太平洋戦争中に音楽コンクールで首席入選で文部大臣賞をとった渡辺音楽の原点であり、代表作ともいえるかもしれません。
この曲の醍醐味は、やはり「大和魂」の追求ではないかと解されます。
戦時中でもあったので、この曲は国民の戦意高揚のため、更には大東亜共栄圏の南洋群島の日本領地などで多くの演奏経歴があります。

つまり、浦人教授の音楽哲学は、日本人の魂を奏でた音楽をいかにして世界に広げるか、といことの一つにつきるのです。日本の音楽は、中国や欧米には見られない、独特の素晴らしさ芸術性があり、それを世界に広げていくことが日本の音楽家の使命である、くらいにお考えになっておられました。

大和魂の美学とは、やはり、愛する国、人、天皇陛下のために自ら欧米諸国の敵と戦い、そして死をとげることえあろう、と解されます。

つまり、日本国家、日本民族のために自らの命を捧げることこそが渡辺音楽の神髄といってもいいかも知れません。

岳夫先生は浦人教授にかなり反抗された時期もあり、音楽学校へは進学されなかったようですが、やはり、彼の音楽の神髄は父親譲りの影響が大きかったのではないかと思われます。

たとえば、岳夫先生の作曲はほとんどが日本人を描いたテレビドラマやアニメであったということなどがその特徴かもしれません。

巨人の星やアタックナンバー1、白い巨塔などは、日本人特有の根性主義、権威主義をよく現しているように感じられます。
それと同時に、浦人教授は難解なクラシック音楽を庶民に広められる活動をされていました。その影響で岳夫先生の作曲も、子供や女性、その多くが決して恵まれた環境の人たちでなかったという設定が、彼らの音楽の特徴の1つかもしれません。
以上、素人の愚見ですが、今日はこんなところで。

[C19] ありがとうございました。管理人です。

コメントへのお返事が遅くなり、大変に失礼いたしました。渡辺浦人(あえて敬称を略します)の楽曲は、現在、CDで入手できるのは「野人」にほぼ限られているようですね。しかし幸か不幸か、YOU TUBEでは例えば交声曲「原体剣舞連」 などが聴くことができます(著作権の問題はありますが、無名に終わることほどの悔しさはありませんし)。日本固有の響きを追及されていたのではないかと、僕でさえ思わせる土着的な響きが胸に迫ります。
http://www.youtube.com/watch?v=YZzXhdsGV2c

「素人の愚見」などとおっしゃらず、何卒、今後も折に触れてで結構ですので、思い出、ご意見をお聞かせいただければ、幸せに存じます。
  • 2013-01-05 22:12
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渡辺岳夫の世界


渡辺岳夫が他界したのは1989年。僕はまだ大学生だった。
深夜、何気なくかけていたTVが偶然にも渡辺岳夫の追悼番組だった。
「ああ、亡くなったんだ・・・」
そんな思いで画面を眺めていた。
堀江美都子が渡辺岳夫との思い出を語る場面は強く印象に残っている。
「キャンディ・キャンディは100万枚売ろうねって(渡辺)先生がいって、本当に100万枚売れましたね」と。
堀江美都子にとっては特別な思い出の一つなのだろう。今年、発売された労作「作曲家・渡辺岳夫の肖像」でも彼女はこの思い出を語っている。

1989年とは僕にとっては特別な年だ。
手塚治虫が、ヘルベルト・フォン・カラヤンが、美空ひばりが、昭和天皇がこの世を去った年だ。ウラディミール・ホロヴィッツや松田優作もこの年に幽明境を異にしている。
他にも耳になじんだ名前の方が亡くなられた。
一つの時代が終わった年であるのはまちがいない。渡辺岳夫も昭和後半の幸福な時代の終わりを告げるように旅立っていった。

渡辺岳夫は僕が思っていた以上にたくさんの足跡をTV界に残した人だった。僕はTVドラマには疎いが、彼は「白い巨塔」を代表作として数えきれぬ音楽を作曲している。
また、彼の曲とは知らず、僕は70年代のアニメソングを多数、子守唄がわりにしていた。
僕が「渡辺岳夫」という個人名を初めて意識したのは、「無敵超人ザンボット3」の作曲者としてだ。ザンボット3はある意味、ガンダム以上に衝撃的かつ画期的な作品だった。そこで流れていた渡辺の音楽は、勇ましげでいながら、悲しげでもあり、それは惨劇の連続であった物語そのものでもあった。
その後、渡辺は「無敵剛人ダイターン3」、そして「機動戦士ガンダム」と富野監督の3部作を連続しててがけていく。特に最後のガンダムはTVシリーズ用、交響詩、劇場用と何度も楽曲を改定し、発展させ、編曲とともに音楽の充実度を増すという、恐らく商業音楽としてはなかなか得られない幸運を得ている。
ガンダムの後は富野監督はすぎやまこういちとの作業になり、渡辺岳夫との作業は終わりをみている。
僕にとっての渡辺岳夫は、この富野監督との3部作の音楽を起点としている。それぞれについては今後も少しずつ触れていくつもりだ。



今回は上に述べた「作曲家・渡辺岳夫の肖像」とともに発売された2種類のCD「渡辺岳夫の世界」アニメ特撮編とドラマ編を紹介したい。これは複数のレコード会社にまたがる音源を製作者が版権手続きを解決して、各2枚ずつのCDに収めることに成功した労作である。これはいづれも番組の主題歌と主題曲を収めたものだ。
今の時代、複数のレーベルの音源がベスト盤として発売されることが珍しくなくなったとはいえ、著作権や版権というものは非常に大勢の人が関わるものだと思う。作詞者、歌手、場合によっては演奏者の個々に対して、地道な連絡と了解を得る作業を延々と続ける必要がある。このCDはそうして発売された「作品」であり、誠に讃えられるべき仕事だ。
ドラマ編の解説によると渡辺は自宅に多数の自曲の録音テープ(音質のよいオープンリール)を残しているとのこと。今後、秘蔵された楽曲が公開されることを心より期待したい。

70年代から80年代のアニメについて古典として接したいという若い方がおられるなら、アニメ特撮編はお勧めだ。単に主題歌を収めただけでなく、オープニングを収めたDVDまでついており、お買い得の逸品である。まあ、You Tubeで容易に無料で視聴できる時代ではあるが。
僕としては愛すべき作曲家の足跡を情熱をもって商品化した関係者に敬意を表して、しかるべき対価を払ってこれを手元に置いておきたい。

ちなみに思い出話をひとつ。
僕が中学生時代の頃、関西では「はーい浜村淳ですABC」というAMラジオ番組があって、この番組がアニメや特撮の主題歌をリクエストに応じて流していた。当時はラジオで音楽を聴くということはまだまだ主流で、少し前のアニメや特撮番組の主題歌も容易には手にはいらない時代だったので重宝した。
浜村淳は今でも現役だが、70年代、このラジオ番組で彼は積極的にアニメ番組の紹介も行って、聴取者の拡大に努めていた。で、この番組で昭和30年代に放送された「鉄人28号」の特撮版の主題歌が流されたことがあった。
僕はたまたまその放送を録音したのだが、その歌は妙に印象に残っていた。

鉄の鎧に身を固め 今日も飛びゆく 大空へ
見よ そのスピード その勇姿・・・

エイケン製作のTVアニメシリーズよりも前に放送された、珍品といってもよい番組だ。恐らく「浜村淳」で放送された時代ですらほとんどの人が知らない番組だっただろう。「そんなのあったんだ」、という存在なのだと思う。だが、なぜかこの歌は耳に残った。ずっと残った。
今回、渡辺岳夫の世界のCDを買って、この歌が収録されていたのが懐かしかった。まさかこんなところで再会するとは。この歌の作曲が渡辺岳夫だったとは。
意外、というよりも、「さすが渡辺岳夫」とも思った次第である。作詞鈴木厚、歌は上田少年合唱団の布陣である。


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私は幼少時代、もう40年近く昔、音楽家を志して当時作曲家であり、芸大教授であられた渡辺浦人教授に直接指導を賜った思い出があります。その息子さんが岳夫先生でした。
当時、岳夫先生はとてもお若い方で、私の親と同じくらいの年齢でした。
浦人教授は戦前から作曲家や指揮者として活躍され、戦後は主に教育者として活躍されました。
浦人教授の音楽観は、なんといっても「日本人の心」を奏でることでした。その精神は息子さんの岳夫先生にも受け継がれたのかな、と感じています。
私にとっての岳夫先生の代表作といえば、やはりドラマ「白い巨塔」のテーマ音楽でしょう。
あの曲は、単なる医学界の権威主義を奏でたものだけでなく、幼少期の私が感じていた音楽界の権威主義そのものであったように思えます。
やはり父親である浦人教授あっての岳夫先生だったのではないかと思われます。

そんな岳夫先生は、父親の浦人教授よりも先に逝ってしまわれました。そしてその数年後に、父親の浦人教授が岳夫先生のもとへ旅立たれました。

私にとっての岳夫先生とは、決してアニメドラマのヒーロー的作曲家などではなく、音楽界の権威主義そのものの象徴ですね。

[C17] びっくりしました。ありがとうございます。

まさか、このような思い出話をいただけるとは思いませんでした。もしもよろしければ、音楽の素養のある方からみた渡辺音楽の解説など、わかりやすくいただければありがたく思います。ただ、私が渡辺音楽が大好きだということだけは、ご配慮いただければと願います。
  • 2012-12-06 00:11
  • 管理人です
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[C18] 渡辺浦人と岳夫先生その2

17の方へ
私は音楽界から引退してもう30年以上になりますので、私ごときが渡辺音楽を語る資格などありませんが、もし参考になればと思われることを書かせていただきましょうか。

岳夫先生は音楽家であられた浦人教授の御子息ですので、やはり渡辺音楽の基本は浦人教授の代表作である交響組曲「野人」を聴くことから始まるのではないかと私には思えます。

この曲は1942年、太平洋戦争中に音楽コンクールで首席入選で文部大臣賞をとった渡辺音楽の原点であり、代表作ともいえるかもしれません。
この曲の醍醐味は、やはり「大和魂」の追求ではないかと解されます。
戦時中でもあったので、この曲は国民の戦意高揚のため、更には大東亜共栄圏の南洋群島の日本領地などで多くの演奏経歴があります。

つまり、浦人教授の音楽哲学は、日本人の魂を奏でた音楽をいかにして世界に広げるか、といことの一つにつきるのです。日本の音楽は、中国や欧米には見られない、独特の素晴らしさ芸術性があり、それを世界に広げていくことが日本の音楽家の使命である、くらいにお考えになっておられました。

大和魂の美学とは、やはり、愛する国、人、天皇陛下のために自ら欧米諸国の敵と戦い、そして死をとげることえあろう、と解されます。

つまり、日本国家、日本民族のために自らの命を捧げることこそが渡辺音楽の神髄といってもいいかも知れません。

岳夫先生は浦人教授にかなり反抗された時期もあり、音楽学校へは進学されなかったようですが、やはり、彼の音楽の神髄は父親譲りの影響が大きかったのではないかと思われます。

たとえば、岳夫先生の作曲はほとんどが日本人を描いたテレビドラマやアニメであったということなどがその特徴かもしれません。

巨人の星やアタックナンバー1、白い巨塔などは、日本人特有の根性主義、権威主義をよく現しているように感じられます。
それと同時に、浦人教授は難解なクラシック音楽を庶民に広められる活動をされていました。その影響で岳夫先生の作曲も、子供や女性、その多くが決して恵まれた環境の人たちでなかったという設定が、彼らの音楽の特徴の1つかもしれません。
以上、素人の愚見ですが、今日はこんなところで。

[C19] ありがとうございました。管理人です。

コメントへのお返事が遅くなり、大変に失礼いたしました。渡辺浦人(あえて敬称を略します)の楽曲は、現在、CDで入手できるのは「野人」にほぼ限られているようですね。しかし幸か不幸か、YOU TUBEでは例えば交声曲「原体剣舞連」 などが聴くことができます(著作権の問題はありますが、無名に終わることほどの悔しさはありませんし)。日本固有の響きを追及されていたのではないかと、僕でさえ思わせる土着的な響きが胸に迫ります。
http://www.youtube.com/watch?v=YZzXhdsGV2c

「素人の愚見」などとおっしゃらず、何卒、今後も折に触れてで結構ですので、思い出、ご意見をお聞かせいただければ、幸せに存じます。
  • 2013-01-05 22:12
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