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イデオンとは存在そのものが黒歴史なのだ(涙)



一番、肝心なことを前回、書き忘れた。俺は阿呆か。
アニメ音楽の記録に最も大事なこと、それは取材だと思う。
しょせん、僕がしていることは二次三次資料の引用と、自分の記憶や想像を加工しているだけだ。本当に必要なことは一次資料を探して残すこと、そして関係者に取材して、当時の事々を少しでも記録して残すことだ。
アニメ業界にアニメ音楽についての記録を残そうという機運が少しでも高まる背景の、極一部にでもなればよいと願って、僕はこのブログを続けていく。

さて。
初心に戻って「伝説巨神イデオン」について書き記したい。だが、音楽についてお話しする前に少しだけ言いたいことがある。
イデオンほどファンと世間(アニメ業界も含む)との評価の差が激しい作品もないだろう。
イデオンのファンというのは、思春期の多感な頃に、人の生き死にを巡る尽き詰めた物語によって物事の考え方の根幹を掴まれてしまった人々だ。恐らく、彼らは(僕も含めて)棺桶に入るまで、この物語になにがしかの影響を受けながら生きていくのだと思う。大袈裟かもしれないが。
ファンからみれば、イデオンという作品は日本のアニメ史上に燦然と輝く金字塔であり、最重要文化財、いいや国宝と言ってもいいくらいの価値がある存在だ。ところが、世間一般(アニメ業界も含む)では「イデオン・・・何、それ?」もしくは「イデオン、あれは商売にならんからな」というくらいの認識の存在なのだ。
ファンが持つ強烈な思い入れと、世間の無関心さのギャップがこれほど激しいアニメ作品はないのではないだろうか。
だから、イデオンファンは、イデオン関連の動きがあれば、一斉に派手に動く。一見、「おお、さすがはイデオン。影響力あるな!」と思いたくなるのだが、実は、たぶん、違うのだと思う。動いているのはきっと、一部の同じ人々なのだろう。
イデオンのファンというのは、相当に少数派なのだと僕は思っている。数少ない熱狂的なファンが、イデオンの存在が世間から消え去ろうとするのを懸命になって阻止している。そんな気がする。

イデオンファンとしては、得心の行かぬことが、これまで実に多かった。
劇場版イデオンのLDが発売されるのは異様に遅かった。確か1992年頃だったのではないだろうか。映画公開から実に10年である。それまでに僕から見ればゴミのような映画が次々とLD発売されているというのに、どうして稀代の傑作である「発動篇」が世に出ないのか? 素直に純粋に世を呪ったものである。だから発売された時は心底嬉しかった。
しかし、このLDも後のDVDもなぜか販売はタキコーポレーションと言うパイオニアもバンダイも関係ない会社からだった。しかもウィキペディアによれば「2010年8月20日付けで事業停止し自己破産」したという・・・・。
CDの発売も異様に遅く、しかも再編集版だった。ようやくLPと同編成で発売されたと思ったらさっさと絶盤となり、ネット上で異常な高値で競売されていたらしい。昨年になってようやく総音楽集が発売となったのは誠に僥倖だった。
それもこれも、結局は商売にならない、本当はさっさとゴミ箱行きにしたいのに、小うるさいファンが多い作品なので、ほかすにほかせない作品・・・それがイデオンに対する業界の評価なのかもしれない。
ほんとにもう、扱いそのものがガンダムとは違うのだよ、ガンダムとは!!

そもそもイデオンはガンダムの正式な後番組ではない。
「無敵超人ザンボット3」に始まった名古屋テレビ+クローバー製作提供の日本サンライズ作品は、富野喜幸を監督(現場責任者)に採用し、「無敵剛人ダイターン3」に続いて「機動戦士ガンダム」で3作目だった。だが、このガンダムが視聴率低迷で打ち切られのだが、その後に続いたのはイデオンではない。
続いたのは、富野に代わって選出された佐々木勝利監督の「無敵ロボ・トライダーG7」だった。つまり現場監督の交代劇だ。
富野は「伝説巨神イデオン」に関わったわけだが、製作はテレビ東京+トミー(現タカラトミー)であり、その放送開始はガンダム終了から約3ヶ月後なのである。
これはどういうことか。
冷静に考えれば、視聴率低下、玩具販売不振という業績悪化を理由に、名古屋テレビと広告主のクローバーが富野監督を更迭ないしは左遷したように思われる。彼らはより手堅い(正統なロボット番組であり、玩具の購買欲を刺激してくれる番組を演出してくれそうな)監督として佐々木を起用した、とみなせるのだ。
事実は違うかもしれない。もしかすると、そうではなくて富野監督がイデオン製作のためにテレビ東京とトミーに引き抜かれた、抜擢された昇進(?)人事という可能性もある。ウィキペディアによると終盤、玩具の販売が盛り返したので打ち切り撤回の申し入れがあったとか、なかったとか。逆にそうした広告主の掌返しに嫌気がさして、富野が自ら降板した、と考えることもできる。
これこそ、関係者に取材でもしないとわからないことだ。

「全長100mの全身まっかっかな巨大ロボットを使って、どんな物語を作れっていうのよ」と、半ば本音として、しかし韜晦するかのごとく、富野監督がイデオン製作について語ったことは有名だ。
しかし、まさか広告主のトミーも、あんな物語になるとは思っていなかったのではないだろうか。トミーのイデオン担当者は、あの物語をみてどう思ったか。相当、辛かったのではないかと、今の僕なら思う。
「なんか主人公地味だしかっこ悪いし、必殺技も出ないし、こんなんでおもちゃ売れるんだろうか・・・。専務や社長になんて説明しよう」と、思っていたんじゃないだろうか。
南無三。ガンダムに続き、イデオンも打ち切りとなった。
総事業費が億単位の商売が、ある意味で失敗したのである。2作続けて。
普通なら、もう富野監督に声はかからなかっただろう。2回も視聴率低迷で打ち切られるような監督に、まっとうな神経の広告主なら仕事は持っていかない。
ところが神風が吹いた。しかも暴風雨となって富野監督の悪名を吹き飛ばしてしまった。
映画ガンダム大成功。
ガンプラ馬鹿売れ、大ブーム。
勢いに乗って、イデオンまで映画化。
更に勢いに乗って、またも名古屋テレビ+クローバー製作の監督に返り咲き。

僕には「戦闘メカ・ザブングル」からの富野監督復帰は、ガンダムブームをみて慌てた名古屋テレビ+クローバーが佐々木監督をまた更迭して、富野監督を呼び戻したように感じられる。
しかし、しかしだ。富野監督が復帰して、ついでに由悠季と改名までして挑んだこの時間帯は、個性的な番組を生み出したものの、クローバー倒産という顛末を迎えた。
「聖戦士ダンバイン」の番組製作の途中で、広告主のクローバーが倒産してしまったのだ。で、どうなったかというと、幸いと言うか必然と言うか、何と言うか、かんと言うか、広告主をバンダイとトミーが引き継ぎ、製作は継続されたし、その後の「機動戦士ZZガンダム」に到るまでの富野監督作品が続くこととなった。

こうしてみると、イデオンを中心に何か因果が巡っているような気がしないでもない。
富野監督は、かつてのサンライズ旧経営陣が経営権をバンダイに譲渡した際、一番の主力商品であるガンダムの原作者でありながら、富野監督に何の金銭的見返りもないままにバンダイと勝手に契約を行ったことを再三、恨み倒していた。
だが、彼の作品を巡る広告主、トミーやクローバーの運命を眺めると、彼自身も彼らに恨み倒されているかもしれない。
広告主から観たアニメ作品、監督の評価というのも、一度聞いてみたい話である。

イデオンの黒歴史のようなものを語ってしまったが、お話はこれで終わりではない。
湖川友謙VS安彦良和・・・。作画を巡る物語である。
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