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平成25年の3月11日(アニメのお話はなし)

大七極上生もと

これは福島のお酒です。


明日は3月11日。
僕の周囲では話題になることはない。
もちろん、僕も声高に言うような立場でもないし、被災地に直接の関わりもない。
それどころか日本を巡る社会情勢が目まぐるしく変化し、僕の職場も自分の周囲のことを考えるのが精一杯の状況だ。
たかが中小企業の会社一つでも、全体を見渡すことは容易ではない。上層部と現場の気持ちは一つではないし、各部署も自分の周囲のことを片付けるのに必死で、とても会社全体のために考えて行動しようという余裕はない。零ではないにしても。
各部署の調整を担ったりすると、「わかりあう」ことの難しさを痛感させられることがしばしばだったりもする。
こんな小さな社会でもまとまらない。
ましてや、広大な地域の激甚災害からの復興がままならないのも、ある意味、当然なのかもしれない。
でも、だからあきらめる、ということにはならない。
あきらめたら、そこで終わりだから。

東日本を襲った激甚災害は、日本の社会と心のありようを変えた。
確かに被害が日本全国に跨った太平洋戦争の場合と比べれば、激甚災害は東日本に「限局」していて、その点から見れば、「3.11」は本質的に「8.15」と異ならざるを得ないのかもしれない。だから、被災地から距離が遠くになるにつれて、理解も共感も薄れていってしまうのだろう。
でも、僕たちはどんなに「関係ない」と思おうとしても、そうはいかないのだ。
「3.11」以前の時代には戻れないという意識を、僕たちは例え自覚していなくても、刻み込まれているからだ。
「3.11」がなければ、僕自身だって、このブログももっと脳天気にいられただろう。
だが、激甚災害によって、日本が岐路に立たされている現実から視線を逸らすわけにも、逸らすこともできなくなった。
それまでは僕は東北を日常的に意識することはほとんどなかった。例えば、東北の県の並びをすぐに頭に浮かべられるかというと、あいまいだったりした。岩手県と宮城県と福島県って、どう並んでたっけ。青森が最北端なのはわかるけど・・・。こんな程度だった。
そもそも、今にいたるも僕は東京以北には、北海道に2~3度、仕事の関係で短期間出張に出かけた程度の経験しかない。
老後には東北3大祭りを見に行けるくらいのゆとりがあったらいいんだけどなあ。
これくらいの意識しかなかった。同じ国内でも、縁を感じなかった。
だが、今は激甚災害の傷痕を癒せぬ状態に東北が置かれていることは、常に僕の心にひっかかり続ける。
東北を意識せずに生活することは、もうできないだろう。

何もしていないし、できていない。でも、少なくとも忘れない。東北の傷を、痛みを忘れない。例え直接の関わりがなくとも、チクチクとでも傷の痛みを感じ続けなければならないのだ。
福島の傷の痛みは沖縄のそれに結びついていくだろう。沖縄の傷の痛みはやがて、日本の辺と境の問題にも僕の意識を向けさせることがある。
せめて、意識だけでも、遠くても東北や沖縄に向けていたい。日本の在り方や、世界の関わりにも。

阪神淡路大震災から18年が過ぎた。関西の人間でさえ、この震災のことが話題になることはまず、ない。でも、ふとした折に「あの地震の時に・・・」と語りだし、家族を失った記憶を伝えられることもある。その悲しみは、自分が押し潰されないように普段は目立たぬようにしまいこまれている。日々の暮らし、生活によって薄められている。
でも、完全には消えない。
突如として奪われた命の記憶は、思い出は、消えないし、消せない。
消したくない。
消えないでほしいという気持ちすらあるだろう。
せめて、そんな気持ちを持った人々がいるという現実だけでも、受け止めたい。


ちっぽけなことを少し。
日本酒をたしなむ人に、福島県大七酒造のお酒をお勧めします。関西で日頃、手に入る福島のお酒と言えば大七酒造がほとんどですが、美味しいですよ。
「大七極上生酛(きもと)」は値段も手頃で、甘すぎず、からすぎず、すっきりして飲みやすいお酒です。
大七酒造のHP。色んな記事があって、意外と(失礼!)楽しめます。
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